2011年7月9日土曜日

「今の若い奴は・・・」って話。

最近、あちらこちらで「今の若い奴らは・・・」って話を聞く機会があります。

この事に関しては僕自身に関しても、上の世代の方から見れば間違いなく「今の若い奴ら」に分類されてしまいますが、実際に自分でもそう思いますし、なんだかんだ言ったって戦前、戦後の大変な時期を過ごしてきたわけじゃないし、豊かな時代に生まれてきて、そんな死ぬ程の苦労ってした事ないでしょう。


毎日一緒に仕事している先輩というか上司は57歳なんですけど、「俺たちの時代は・・・」ってはじまるんですけど、「みんな貧乏で苦しくて、生きていかなきゃいけないからいろんな事我慢して必死に頑張ってやってきた。
だけど、今の若い奴は我慢する事を知らないし、怒られればすぐ仕事は辞めてしまう。長く続けてやっている奴はそういない」って事を言うんです。


簡単に言えば「今の若い奴=我慢が出来ない、一つの事に関して長続きしない」って事なんですよね。

30代で今の若い奴を語れない部分は沢山あるんですけど、僕自身が選んだやってきた事については辞めずに今も続けてきたものがあって、そこで我慢もあったと思うし、そういう長くやってきて経験する事によって、得るもの、自分の力になったものって沢山あったと思います。

だけど上の世代の人から見れば、5年、10年くらいではチンカスだと思いますし、やっぱりまだまだ続けてもっといろんな知識、経験を積んで目に見える結果を残してやっとそこで「今の若い奴ら」から少しづつ脱皮していけるんじゃないかと思います。

僕が言うのもなんですけど、僕もそうだったから言うんですけど、社会人なりたての頃は何も出来ない癖に、やれてもいないのに自分の主張ばかりしてたと思います。

自分が胸張って主張する権利を得るには、もっと長い期間いろんな経験、体験して、そこで自分自身に力がついて誰もが明らかにわかるいい結果を残した時だと思うし、そこで先輩や上司、上の世代の人達に認めてもられるようになっていくと思うんです。

1年や2年じゃ何も語っちゃいけないし、語れる事は何もないでしょう。叱られても、怒らても我慢してやっていって、そこを乗り越えてこそ自分に力がついていくものでしょう。

辛くて我慢出来ないって辞めてしまう事こそ、「今の若い奴らは・・・」って話になってしまうと思うし、実際そうだと僕も思いますし。


僕自身も「今の若い奴らは」って所から少しずつ脱皮していきたいと思っていますし、もっといろんな事を長く続けて経験して体験して一つでもいいから何かしっかりとしたものを形にして残していきたいと思っています。
(KENJEE)